『2023年の春節で行われた「厳しいネット情報規制」と「中国政府が本当に隠したかったもの」』(2/4現代ビジネス ふるまい よしこ)について

2/4The Gateway Pundit<Trump: “There Are Things You Can Say to Each Side Which Will End This War Immediately”>

本当に停戦・平和構築できれば・・・。

But we have to do something about it. That war has to stop. And it has to stop now. And it’s easy to do.

I feel horribly for the people of Ukraine, I feel horribly for the people of Russia. Everybody’s suffering.

It’s got to get solved.

https://www.thegatewaypundit.com/2023/02/trump-things-can-say-side-will-end-war-immediately/

2/4The Gateway Pundit<Why Is NIH Funding Biolabs Around the World to Study Bat Viruses – Concerned Citizens in Colorado Don’t Want a Lab in Their Back Yard>

世界に疫病の恐怖をばら撒いて、ハンター・バイデンは金儲けする?

Since that time, we have uncovered labs funded by the NIH and other US government entities around the world.   We found a Biolab in downtown Boston.  We identified more than 40 Biolabs in Ukraine.  At least one of these Biolabs is connected to Hunter Biden.

https://www.thegatewaypundit.com/2023/02/nih-funding-biolabs-around-world-study-bat-viruses-concerned-citizens-colorado-dont-want-lab-back-door/

2/4The Gateway Pundit<Biden After Pentagon Shoots Down China Spy Balloon: “I Told Them to Shoot It Down Wednesday… They Said to Me, ‘Let’s Wait For the Safest Place to Do It’” (VIDEO)>

バイデンのこの発言は嘘くさい。民間人がSNSに投稿しなかったら、軍を動かそうとしなかったのでは。もし軍が気球をキャッチできなかったとしたら、無能の謗りは免れない。バイデンは金を貰った中共に頭が上がらないのでは。

https://twitter.com/i/status/1621968793395232768

https://twitter.com/i/status/1621957749444599813

https://twitter.com/i/status/1621974565093007360

https://www.thegatewaypundit.com/2023/02/biden-pentagon-shoots-spy-balloon-told-shoot-wednesday-said-wait-safest-place-video/

2/4The Gateway Pundit<Eric Swalwell Brutalized on Twitter After Asking GOP Colleague Why His ‘Gun’ is So ‘Small’>

ミッキイー・アダムスの写真とコメントが面白い。スオルウエルは何と返すのだろうか?

https://twitter.com/i/status/1621264307496407040

https://www.thegatewaypundit.com/2023/02/eric-swalwell-brutalized-twitter-asking-gop-colleague-gun-small/

2/5阿波羅新聞網<中共间谍气球事件泄密:习近平政权外交缺主轴 内部混乱=中共のスパイ気球事件が漏れ出す:習近平政権の外交には主軸が欠けている          内部の混乱>米国上空に現れた中共の監視気球による政治的影響力は強まり、この事件によって米中関係も重大な危機に陥り、多くの国際政治ウオッチャーが意見を表明している。例えば矢板明夫は、現在の習近平政権の外交には主軸が欠け、内部の混乱があり、重大な問題の処理はかなりずさんに見える。

https://www.aboluowang.com/2023/0205/1863176.html

2/5阿波羅新聞網<美军方击落中共间谍气球 残骸回收行动正在进行=米軍が中共のスパイ気球を撃墜、残骸回収作業中>RFI/CNNによると、米当局者の言葉を引用して、米軍は米国東部海岸沖の大西洋上空で中国の高高度監視気球と疑われるものを撃墜した。 多くの米国のテレビ・メディアのカメラは、生放送して気球が撃墜されるシーンを捉えた。 AP通信によると、残骸を回収するための作業が現在進行中である。

気球の残骸を回収する作業は、大西洋の米国領海で進行中である。 国防総省の発表によると、気球は以前は約 60,000 フィート (18,000 メートル) の高度を飛行していた。 米当局者によると、気球の下で監視を行う気球の積載荷重は、バス2~3台分であるが、気球自体はもっと大きいと言った。

https://www.aboluowang.com/2023/0205/1863147.html

2/5阿波羅新聞網<中共直接外包网路水军进攻蔡英文脸书—中共网路水军进攻蔡英文脸书 操作“以台打台” =中共は、蔡英文の Facebook を攻撃するためにネット水軍を直接外部委託した—中共のネット水軍は、蔡英文の Facebookを攻撃し、「台湾を以て台湾を攻撃する」よう操作した>中央通信社は4日、台湾の国家安全保障担当者の発言を引用して、国家安全保障局が情報システムを使って詳細な分析を行ったところ、825ものアカウントがFacebookの異常なアカウントであった。水軍アカウント「Yanchun Song」は、遼寧省でメディア企画会社を設立したと自己紹介したが、本当の身分は大陸企業の“丹東博凱広告会社”の総経理である宋岩春(Song Yanchun)である。

情報によると、中共は昨年の「9 合 1」選挙に操作戦術で介入した後、2024 年の「2 合 1」選挙に影響を与えるという次の段階の目標を設定した。 「農水産特産品の大陸への販売阻止」、「国内の貧富の格差」や「物価上昇」などの民生や経済問題、さらには「台湾向け軍事演習」や「台湾の米国製高価な武器購入」、「米国の台湾放棄論」などの国防・外交問題、「政府統治の無能」、「両岸での戦争が差し迫っている」などデマを飛ばし続けている。

https://www.aboluowang.com/2023/0205/1863163.html

2/4阿波羅新聞網<中共怂了!党媒连喊:坚决不脱钩!【阿波罗网报道】=中共は驚き恐れる!党メディアは叫び続けた:断固としてデカップリングはしない! 【アポロネット報道】>アポロネット秦瑞記者の報道:最近、中共の人民日報は、「鐘声」の署名入りで3つの記事を続けて掲載し、「『デカップリングでサプライチエーンを断つ』は機能しない」と叫んだ。 しかし、中共の圧政の表面下には、人には言えない目的がある。

中共の人民日報は、3日連続で「鐘声」の署名入りで記事を掲載した。 その中で、2/1の記事のタイトルは「米中はうまくやっていくための正しい方法を見つけなければならない」、2/2の記事のタイトルは「『デカップリングでサプライチエーンを断つ』は機能しない、協力を深めることが解決策である」、2/3は 「陣営の対立に未来はない、相互利益とウィンウィンが人の心をつかむ」.

タイトルからもわかるように中共の声は弱々しく、外見は強そうだが内心は臆病であると言える。 しかし、中共の態​​度には下心がある。

《悪魔は私たちの世界を支配している》という本は、一言で喝破した。

中共の嫌がることをするのが正しい道。

https://www.aboluowang.com/2023/0204/1863112.html

何清漣 @HeQinglian  9h

米国(ラテンアメリカ)上空を飛行する中国の気球の事件には、公式の英語の声明がある。

2023年 中国気球事件

何清漣 @HeQinglian  10h

これはまったく問題ない。

中国の歴代王朝にもそのような先例があり、その王朝が古すぎて進歩していなければ、真似することはできない。 最も進歩的な例を挙げよう:オバマの任期 2 年目以降に推進された司法改革の 1 つにより、重罪犯が選挙で投票できるようになった。

その後、2020 年に、ブルームバーグを含む民主党の州は、テキサス州の選挙で重罪犯が投票するための資金を提供したが、従うべき法律がある。

ところで、最近、私はオバマの政治的遺産について調べている。

引用ツイート

綾波 @dinglili7  17h

ウクライナはワグネルの例に倣い、刑務所から兵士を募集するつもりである。

何清漣 @HeQinglian  2h

中国のスパイ気球は「バイデンのスプートニクの瞬間」になるという流行語が今日、米国のメディアに現れた。

スプートニクの瞬間とは、1957 年にソ連が地球を周回する最初の人工衛星であるスプートニク 1 号を打ち上げたことを指し、これにより米国は、ソ連の明らかな技術や科学の発展に追いつくために教育、革新的な研究開発などへの投資を増やす必要があることに気づいた。 この事件は、冷戦中の宇宙競争に火をつけた。 (続き)

何清漣 @HeQinglian  1h

1969年、米国が有人月面着陸に成功したのはこれが初めてである。 過去13年間の米国大統領のうち、ドワイト・デイビッド・アイゼンハワーとケネディの2人が有名で、後任のジョンソンは物議をかもしたが、現在は中程度の評価と考えられている。

その後、レーガンの米ソ間でスターウォーズ計画が登場した。

バイデンは何等級になるか? 民主党はレインボー計画で中国のスパイ気球に対応できるのか?

他の人が信じる信じないはともかく、いずれにせよ私は信用していない。

何清漣 @HeQinglian  8h

バイデンは大西洋上空で中国のスパイ気球を「撃墜しようとしている」ため、落下物を回収して調査できる– 現在、ペンタゴンは米国海域での撃墜と捕獲の任務を計画しており、任務に当たる戦闘機は今日の正午に東海岸からカロライナ上空を飛行する予定である。

Dailymail.co.uk

バイデンは大西洋上空で中国のスパイ気球を「撃墜しようとするだろう」

中国の偵察機は今朝カロライナに向かっており、モンタナ州の機密核施設を通過した後、正午までに東海岸を出る予定である。

https://twitter.com/i/status/1621991649483321345

何清漣 @HeQinglian  41m

この報道の最も素晴らしい所は、バイデンが水曜日には早くも軍に中国の気球をできるだけ早く撃墜するよう命じたと述べている点である。

華人バイデンファンが山で万歳を叫んでいるのを見たばかりである。斉頌:総司令官のこの戦いぶりは本当に美しい。 彼は中共に対して骨の髄まで容赦しない。 😅

もし彼らがキューバ・ミサイル危機について知っていたら、彼らはバイデンをケネディよりも優れていると称賛しただろう。キューバ・ミサイル危機に対処するのに12日かかったが、今回は4倍早い3日以内で終わった。

引用ツイート

VOA中国語ネット @VOAChinese  2h

米国は2/4、サウスカロライナ州沿岸で中国の偵察気球を撃墜したと発表した。 バイデン大統領は、撃墜任務を遂行したパイロットを称賛した。 彼はまた、水曜日にブリーフィングを受けたとき、気球をできるだけ早く撃墜するように命じたが、軍は、気球が最も安全な場所の上空に到達するまで、気球を撃墜するのを待つことを提案した。 報道: https://bit.ly/3juQB6m

何清漣 @HeQinglian  1h

米軍は中国のスパイ気球を撃墜するのを実況

foxnews.com

ペンタゴンは、中国のスパイ気球を一発で撃墜した方法の詳細を明らかにする。

米軍は、F-22ラプターからの一発のサイドワインダーミサイルが、土曜日の午後2時39分にサウスカロライナ州沖で中国のスパイ気球を撃墜したと述べた。

何清漣 @HeQinglian  5m

ツイ友達、海外の中国語メディアのコメントを読んだ後、ついにバイデンが再び勝ったと感じた(これは英語圏には当てはまらない。おそらくCNNとNYTは明日拍手喝采する)。

元々、民主党は 2024 年の選挙から彼の撤退を望んでいた。FBI は機密文書のために彼の家を捜索し、メディアはついにはハンターバイデンのコンピューターの問題を提起した。バイデンが意気消沈しているとき, 中国のスパイ気球は3日前のバイデンの英明な決断によって今日撃墜された。2024年の民主党代表として選挙は有望である。

何清漣がリツイート

天路漫游 @tianlumanyou 31m

#臓器移植について

何清漣がリツイート

L JM 🇺🇸  @zhixiangziyou  3h

バイデンは最高司令官として完全に失敗した。 彼は南部の国境を守ることができず、アフガニスタンからの撤退は大惨事であり、彼の弱さはウクライナでの戦争につながり、今や共産主義のスパイ気球が我々の空を自由に飛んでいる。 史上最悪の総司令官である。

引用ツイート

最初の言葉 @unscriptedmike  16h

返信先:@GenFlynn 、@elonmusk と他の2 人

バイデンは最高司令官として完全に失敗した。彼は我々の南の国境を守っていない、彼のアフガニスタンからの撤退は和らげることができない惨事であった。彼の弱さはウクライナでの戦争につながった。今では共産主義のスパイ気球が我々の空を自由に飛び回っている。 史上最悪の総司令官である。

何清漣 @HeQinglian  2h

【中国の球体飛翔体事件:1/28から米国に侵入し、何度も出入りしている。WHはそれを国民に秘密にし、北京との友好的な雰囲気に影響を与えたくなかった。しかし、飛行物体は民間人に見つかりSNSで激しい議論が巻き起こった後、当局は行動を起こすことを余儀なくされた。 】

事実は斯くの通りで、WSJ は誰が見つけてSNSに投稿したのかを報道した。

引用ツイート

韋石 watson Meng of Farm Direct  @farmdirect8  3h

中国の球体飛翔体事件:1/28から米国に侵入し、何度も出入りしている。WHはそれを国民に秘密にし、北京との友好的な雰囲気に影響を与えたくなかった。しかし、飛行物体は民間人に見つかりSNSで激しい議論が巻き起こった後、当局は行動を起こすことを余儀なくされた。

ふるまい氏の記事では、所詮共産主義社会には真の自由がないから、今年の春節は当局の規制を忖度して自粛したのでは。暗くもなる。

左翼はやることが同じ。米国民主党もFBIを中心にSNS会社に投稿を監視させ、削除やアカウント停止させてきた。何がグレートリセットやオープンソサエテイか!!『1984』の世界では。

記事

中国では22日に春節を迎え、うさぎ年が始まった。なんでも、同じく旧暦正月を祝うベトナムでは今年はネコ年だそうで、日本の亥年が中国ではブタ年みたいなものらしい。お国変われば、干支も変わるようだ。

それにしても、中国ではせっかく海外との往来やPCR検査なしの国内往来が3年ぶりに解禁されたというのに、現地からはあまりその喜びが伝わってこない。

「お祝いムード」のない静かな春節

覚えておられるだろうか? コロナの感染は2020年の春節直前に始まった。「もういくつ寝ると〜」の秒読み段階に入った時点で突然、中国政府が湖北省武漢市で新型コロナウイルスの感染拡大を正式に発表すると同時に都市封鎖が始まった。

だが、その時点では里帰りや旅行を予定していた人たちのほとんどが行動を起こしたところだったため、各地に散らばった人たちを追いかけて湖北省全体に封鎖が拡大された。おかげで移動中だった人たちやあるいは旅先にいた人たち、さらには逆に湖北省でお正月を迎えようと外から帰ってきていた人たちが足止めをくらうはめになった。

2020年都市封鎖後の武漢のスケートリンク GettyImages

それでも突然の都市封鎖に驚いたものの、直接影響を受けない地域の人たちは予定通りに春節を過ごしていた様子は、SNSやネットからも伝わってきた。翌21年は行動制限下だったが、抑え気味ながらも「1年に1度の春節だし」というお祝い気分があった。昨年22年は「そろそろ今年は行動制限も解除されるだろう」という淡い期待感とともにまだ前向きなお祝いムードは感じられた。

だが、さまざまな規制から開放された今年の春節は、SNSを見ても、しらーっとしたムードが漂う。お祝いの言葉は交わされているものの、これまでのようなまるで競争のように絵文字やGIFを使ってタイムラインがお祝いの赤い色一色になることもなかった。いつもなら誰かがスマホペイメントを利用したお年玉袋をタイムラインに投げ込み、みんなでゲーム感覚で分け合うお年玉合戦も今年はまったく目にしなかった。

つまり、大盤振る舞いや、お祭りムードを盛上げようという意欲がまったく見られず、人々は自分が暮らす場でそれぞれに、また堅実に、周囲の人たちと過ごす様子をアップしてそこにいる友人たちにお祝いの言葉をかけるだけ、それが主流になっていた。ある意味質素で、ある意味昔ながらのお正月のムードだった。そしてそこに上がった近況写真で初めて、「ああ、この人も『潤』したんだ…」と気付かされるケースも少なからずあった。

「潤」とは昨春の上海ロックダウンの頃から広く人々の口に上るようになった言葉で、英語の「run」(逃げる)と中国語の「潤」の発音表示「run」(発音は「るん」)をかけた流行語だ。「潤」には文字通り「潤う」の意味があり、「run」することで「潤う」(豊かになれる)といったイメージも重なり、政府の厳しいコロナ措置に疲れた中国人の移民、留学、海外脱出ブームを形容して使われている。

政府が「情報規制のキャンペーン」を宣言

さらに、いつもの春節なら、大晦日に中央電視台で放送される国民的番組「春節晩会」の感想がネットに流れてきて、「あーだこーだ」とかしましく議論が続くのだが、今年はそれもピタリと停まっていた。

それもそのはず、春節直前の18日には中国共産党のインターネット情報管理機関(CAC)が「春節ネット環境整備キャンペーン」を発動、「春節休暇にネットに出現する混乱を是正し、悪しき文化の蔓延を抑制し、ネットユーザーの合法的権利を有効的に保護する」と宣言したからだ。これによってネットサービス運営機関はネット言論に目を光らせざるを得なくなった。

そのキャンペーン文書にはわざわざ、「春節晩会や春節期間中の映画作品を利用して、ファン同士のつばぜりあいや攻撃、対立などの問題を整頓」「芸能スターのゴシップ、プライバシー暴露がネットの公共空間を占用するのを防止すべし」と明記されていた。つまり、春節晩会や春節期に上映される映画について「つべこべ言うな」という意味だ。

春節晩会とは、ときに「中国の紅白歌合戦」とも形容されてきた、お正月恒例の人気娯楽番組である。但し、紅白と違うのはそれが勝ち負けを競い合う対立式ではなく、出し物も歌だけではない点だ。歌手も出演するが、伝統劇が披露されたり、スタンダップコメディが演じられたり、さらには日本の漫才のような「相声」という伝統芸能などのプログラムが詰め込まれている。全国津々浦々で家族揃ってお正月を迎える団らんのためのエンターテイメントに仕上げられている。

ノーギャラで拘束時間も長い「中国の紅白歌合戦」

だが、現実問題、全国津々浦々といっても昔と違って今では農村と都会の家庭では日頃楽しんでいるエンターテイメントの種類が大きく違う。地元でずっと一生を過ごしてきた親の世代と、都会で働く若者世代では、すでに興味の対象がまったく別物になっている。寸劇にしても、老人世代を楽しませようとするならば、若い世代の日常言語からは大きくかけ離れたものになる。逆に今の都会の若者受けするものをそこに投げ込んでも、農村のお年寄りにはちんぷんかんぷんだ。

つまり、経済格差とともに生活習慣や娯楽が多様化し、ネット時代にはさらにそれがパーソナライズドされた結果、いくら家族全員がそろう(べき)時期だといっても、一つの娯楽番組ですべての人たちを楽しませ続けることはほぼ無理だ。

加えて、製作者は中央電視台という、中国政府直轄のテレビ局であり、当然ながらその内容においてちょっとでも「政治的不正確」なものはすべて排除される仕組みになっている。

筆者の友人で、かつてこの春節晩会にある時期ほぼレギュラーのように出演していた人気芸能人がいた。その話によると、出演者はなんと完全ノーギャラで、歌手たちがそこで身につける衣装もメークアップもすべて自分持ちなのだそうだ。

出演者の選定は約半年前から始められ、寸劇やスタンダップコメディ、漫才は何度も内部の内容審査を通過して初めて採用される。国民に人気のある芸能人がかかわる出し物は優先的に合格となることはあるものの、それでも出演が決まるとその準備や打ち合わせ、内容チェック、リハーサルなどで本番直前までびっしり時間を拘束される。

さらに大晦日前日には、出演者全員が衣装を身に着け、ヘアメイクを施して、本番さながらのリハーサルを行う。そのリハーサルは全編録画され、翌日の本番生放送で万が一「事故」が起きた場合、すぐさまその映像に切り替えられるシステムになっている。そのため、番組は生放送をうたってはいるものの、実際には会場でのパフォーマンスと視聴者のもとに映像が届くまでの間に15秒ほどの時間差が設けられているという(中央電視台の生放送番組はスポーツ以外、すべてそうなっているとも聞いた)。

「春節晩会」の持つ絶対的な影響力

なぜ、人気芸能人を集めてノーギャラで番組が作れるのかというと、それは全国津々浦々まで電波を届かせることができる中央電視台だからだ。人里離れた辺境地区にはいまだに中央電視台だけしか電波が届かないという地域が存在する。そしてその春節晩会という番組のネームバリューも莫大なものがあって、一度それに出演した芸能人への各地からイベント出演依頼は引きも切らなくなり、「1年間は食いっぱぐれることはない」といわれてきた。だからこそ、出演が決まった芸能人はノーギャラでも、一生懸命、春節晩会のお正月ムード盛上げに協力してきたのだ。

だが、そんなことを何年も繰り返してきて、芸能人の中には堪忍袋の緒を切らして「ノー春節晩会」を打ち出して出演を断った人も出た。すると、中央電視台の他の番組からも締め出され、また通告を受けた地方のテレビ局にも出演できなくなるという嫌がらせを受ける。それでもどうにか生き残った芸能人はいるが、消えていった人も少なくないらしい。

そんな権力構造の結果、これまでの春節晩会も「楽しみにしていたあの人が出ていない」と視聴者が不満に感じたり、前年に話題になった出し物の「柳の下のドジョウ」を狙う作品がコケたりすることもあった。視聴者たちがそれらを持ち出してネットであれこれ言い合うのも、また春節の過ごし方の一つだった。

しかし、今年はそれすらも禁じられたのである。人々が言葉少なになったのは当然だろう。

府が本当に隠したかったもの

実はこのキャンペーンには、もっとあからさまな当局の目的があった。「風評被害の防止」と銘打った「デマやでっちあげ」への注意警戒である。

具体的には、まず食品衛生や安全に関するデマ、そして「春節のコロナ感染事情の捏造や感染予防政策のでっち上げ、ニセの感染予防策、虚偽の感染体験など」も取り締まりの対象とされている。さらに踏み込んで「年末の借金取り立て、破産や倒産、貧困や諍いなどの話」「家庭倫理に反する低俗で下品な話を書きたて、ネットユーザーの投げ銭や消費を誘い出そうとする行為」や「帰郷先での見聞録など事実に基づかない情報」を書き込むことも、また監視の対象にされている。

もちろん、ここでいう「デマ」「書きたて」「事実に基づかない」という判断は執筆者当人ではなく、当局が判断する。そうして「意図的にある地方を攻撃したり、不安情緒を撒き散らしたり、社会の暗い面を誇張する」ことが禁じられた。

PCR検査なしの自由な往来を解禁した今、当局が恐れているのは、帰郷によるコロナの感染拡散ではなかった。これまでそれほど具体的には報道されてこなかった、地方の感染事情や経済事情、人々が置かれた生活環境についての情報がネットに溢れ出すことこそが一大事だったのだ。

だから人々は何も語ろうとしなくなった。以前なら、貧しくても不便でも、特になんのとりえがなくても、自分の故郷で過ごす春節について、人々は子供の頃の思い出話とともに長々と見聞録をネットに書き連ねていた。わたしのような外国人もそれらを読んで、それまでまったく知らなかった友人たちの故郷についてちょっとばかり理解することができるのも、春節がくれる贈り物だった。

だが、今年はそれすらも規制された。重苦しい話題を書かずとも、今年の春節がなぜか重苦しいムードに包まれているのは、久しぶりの帰郷を素直に喜び、楽しむ友人たちの歓声がネットから伝わってこないからだ。

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